この話の続き

はてさて俺は夢でも見ているのだろうか。脈なんて無いだろうと思いつつも只素直に前々から好意を抱いていた女にに押し倒され(後ろに、だが)キスをされた上に告白され付き合い始めーーそして、今日が初めてのデートだ。本当に奇跡の連続でこれは夢かァー!?なんて思ってしまう
緊張で早くに来すぎてしまったがそんなことを考えていた所為か時間があっという間に過ぎていった
ポン、と背中を叩かれそちらのを振り向くとそこには本日のデート相手、が居た

「ごめんおっくん!待った?」

――かわいい。
思わず息を飲んでしまった。普段の制服と違ってどきりとする。纏めた髪もかわいいし――その、胸元と脚、が、オレの目の前をちらついている

「全然待ってねェよ、オレも今来た所だからよォ」

つい、トレンディドラマさながらのクサい定番台詞で返してしまった。まさかこの台詞をオレが言う日が来るなんて
は早速腕を絡ませ、くっついてくるがオレは相変わらず二の腕とオッパイの柔らかい感触に慣れずについ思わず動揺してから視線を逸らせてしまう。どうしたの?と言いたげな上目使いでオレを見つめてくる。いや、今日1日耐えられるのだろうか、オレ

「うーん、どこ行こうかなァ」
「オイオイあんなに任せて!って言ってたのにノープランなのかよォ」
「考えたけどノープランが一番だなァって思った!」
「とりあえずよォ、デートって言やァ遊園地だし遊園地でも行くかァ?」
「行く!」


***


早速一番近いS市名物の遊園地へやって来た。はどうやら遊園地という場所に来ただけでテンションが上がったらしく、下手したらそのまま浮き上がってどこか飛んでいってしまいそうだ

「とりあえず地図見るかァ?」
「あっこれ乗りたい!」

そう言ってが指を指した先にあったのはメリーゴーランドだった

「メリーゴーランドォ?」
「そう、メリーゴーランド!久しぶりに乗ると楽しいんだよね」

入口へ向かい係員に400円渡すとメリーゴーランドは動き出した
確かに久しぶりに乗ると楽しいものだ
そしてこの調子でオレ達はジェットコースターからお化け屋敷、ミニトレインまで乗ったのであった

「おっくんおっくん!あれは?アーチェリーはやらない?」
「オレはあれはちょっと……」
「ええー残念ン」
「まァとりあえず乗り物は全制覇したしカフェ・ドゥ・マゴでも寄ってこォーぜェ」


***


今日が休日だからかカフェ・ドゥ・マゴは少し空いていた。注文が済むとすぐに同い年くらいの店員(見た事ある気がするから同じ学校だと思う)がオレらのフルーツポンチとクリームソーダを持ってきた
俺とは今日の事や学校の事を話していた

「ちょっと遅くなっちまったなァ、送ってくぜ」

そして気が付くと時刻は18時を過ぎており少し寒くなってきた時期だという事からかもう既に日が落ちた後だった。帰る方向は同じなので喋りながらオレン家を通り過ぎン家への家路を歩く。気付くとの家の目の前だった。名残惜しいが今日の別れを告げる

「おっくん今日はありがとう」
「おう」

「おっくん」
「ん?」
「好きだよ」

はそう言って最後に唇に軽く触れるキスを落とし家へ入って行った

明日会ったら反撃してやろう

ドリーミン・ドリーマー







(あっ明日学校休みじゃねェか!)


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