はベッドへ飛び込んだ
先程まで大学の友人に所謂逆ナンに付き合わされ酒に酔った男性からの過度すぎるスキンシップに逢い逃げるにも逃げられずにやっとの思いで切り上げてここまできた次第なのだ。酒が剰り得意ではない彼女からしたら疲れてしまうのも無理もない
矢張りイタリア男はイタリア男だ。きっと幾ら歳をとろうが死のうがイタリア男のままなのだ。そう改めて実感した
ぱにー、と溜め息の様に呟く声は虚空に舞う
そんな中溜め息を着く暇もなくインターフォンが鳴った。
は慌てて先程床へと放り投げたブラウスを再度羽織りドアを開いた
「こんばんは」
それは先程まで宙へ想いを馳せていた相手だった
彼はにハグをして流れるようにキスをする。ふわりといつもの爽やかなミントの香りが漂い、この匂いが一番落ち着くなぁと思った
「矢張りから挨拶のキスはしてくれませんか」
「だって私、イタリア人じゃあないもの。典型的なイタリア男ってのも好きじゃあないしパニーくらいがいいの」
「いいや、ぼくもあなたの大嫌いなイタリア男ですよ」
この唇に何度口づけをしたいと思ったことか、何度彼女へ愛してるを言わせたいと思っただろうか、彼はそんな言葉を吐きながらゆっくりと首から肩、胸元へとなぞるように唇を落としていく。それはまるで典型的なイタリア男のように
「くすぐったい」
「貴方が云った事じゃあないですか、貴方が挑発するから」
そんな貴方の何もかもを知りたい、と耳元へ囁き、ちゅう、と首筋を吸い上げる
既にボタンが2つほど開けられていたブラウスの襟元へ手を伸ばす。下着の上から触れ、なぞるように留め金具を外すと両手での乳房を包み込み溢れる柔らかい感触を逃さぬようにゆっくりと指を這わせた
は触れられ動かされる度、短く声を上げる
そして下半身へと手を伸ばしの割れ目へ触れると淫美な液が滴り零れ落ちた
既に熱くなっている自身を取り出し押し込む様に丁寧に中へと挿れた
腰を打つかのようにの秘部へと焚き付け、その動きにベッドがギュイギュイと鳴き声を上げる
フーゴは一突き一突きする度、の口から零れる喘ぎをまるでかつて谷崎潤一郎が描写した刺青職人のようにその声に酔いしれ、恍惚とした笑みを浮かべていた
2人の夜は帰宅時には冷たかったベッドがすっかり熱を放って仕舞う程に熱くなっていた
死んだ夜に2人の声だけが只、部屋の中へ木霊した
死んだ夜に